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突然ですが、問題です。外壁塗装の費用いくらかかるかご存じですか。
実は、30坪のお家で約120万円(屋根、壁含む)、壁のみ塗装で109万円です。
一体、どういった費用がかかるのでしょうか。
今回、塗装にかかる費用について解説。
さらに、コストダウンのための工夫ポイントについてもご紹介します。
規模で違う塗装コスト
外壁塗装はいわば家を守るコーティング。
外壁部分の塗装費用は109万円、屋根や壁を合計すると120万円相場です。
100万円を超える支出はかなり大きな気がします。
さらに、塗装は10~15年が塗料の効果がみられる期間です。
2005年のつくばエクスプレス開通時から住宅があれば塗装の効果がなくなりお家トラブルも始まる頃。
10年前後というライフステージが一つ変わる節目に大金は酷です。
塗装にコストをかけたくない、家は長持ちさせたい適正な塗装の価格相場はどのくらいでしょうか。
壁塗装の塗装相場からみていきます。
30坪 80万~120万円
→二階建ての住宅でメジャーな規模。
のべ面積(詳細は「塗装の規模の求め方」)が50~60坪程度。
40坪 100万~140万円
→二階建ての住宅に良くある規模。
二階建てのべ面積は80坪前後。
50坪 120万~180万円
→住宅が大きい2階建てか平屋住宅の規模。
のべ面積だと50~100坪。
60坪 150万~200万円
→住宅規模が大きい2階建てか平屋住宅の規模。
のべ面積だと60~120坪。
つくばみらい市の住宅は多くが2階建て。また、新築、中古市場の住宅規模を確認したところ35坪前後が多いことがわかります。
ですので塗装費用はだいたい相場並み。
ただ、塗装コストの総額は塗料の使用量や景気によって前後するため参考価格としてのご紹介でした。
コラム 塗装の規模の求め方
大量の塗料は塗装費用全体の20%(ただし他の素材も含む)もかかります。
塗料の総量やコストを考える参考になるもの、それがのべ面積。
求め方は次のようになります。
のべ面積(坪)=坪数(建物本体の床面積)×階層数(何階建てか)
塗装面積(㎡)=のべ面積(坪)×3.3㎡(1坪=3.3㎡)×1.2
のべ面積は床面積×階層数で計算します。
建て増し建築の1階30坪、2階20坪の物件ではのべ面積は50坪。
1、 2階とも30坪住宅だとのべ面積は60坪です。
紛らわしい表現ですからこの記事では住宅そのものの坪数(床面積)ですべて表現しています。
コストが高い塗装費用
塗装費用は屋根、壁合わせて120万円、壁のみでも109万円(2022年現在)と高額です。
この理由は30%が人件費。優秀な職人にはそれだけコストがかかります。
残り70%は足場や素材、廃材処理費用です。
人件費はすべての作業に含まれますので今回は塗装工事の作業内容と費用をお伝えします。
足場費用
足場費用相場は500~1500円/㎡です。
足場コストは組み方×足場面積で計算、全体の費用のうち20%を占めます。
具体的には30坪で足場代は6万円~18万円が相場です。
施工費用
施工費用は、塗装をしやすくするための作業費用。
例えば、塗装前に汚れをはがす作業や塗装時、塗料が飛ぶことを防ぐ養生作業などです。
また、施工費用は材料費のみで全体の20%程度になります。
塗料が家の窓や窓枠など塗装したい部分以外につくことを阻止する工夫としては飛散防止ネット(相場100円~180円/㎡)、養生テープ(相場300円~500円/㎡)があります。
塗装前に汚れを洗浄する作業としては高圧洗浄、ひび割れ補修などがあります。
費用相場は次にまとめてみました。
高圧洗浄:汚れと前回塗装を落とす作業
高圧洗浄はタイプとして3種類あります。
・洗剤洗浄:500~800円/㎡
・トルネード高圧洗浄:300~500円/㎡
・高圧洗浄:200~250円/㎡
つくばみらい市に多い住宅サイズは30坪~40坪ですから高圧洗浄のコストでは9000~3万円を超える程度です。
ケレン作業:高圧洗浄で落とせなかった汚れをこそぎ落とす作業
目荒し:塗料が塗りやすいようわざと凹凸をつける作業
ケレン作業や目荒らしは単体の項目ではなく施工費としてまとめられていることがあります。
ひび割れ補修:家のひび割れや外壁タイルの脱落を補修する作業
ひび割れ補修相場1700円~2500円/㎡
また、外壁タイルの脱落防止や家と壁の隙間を埋めるシーリング作業も施工費用のうち。
シーリングは壁と窓の間などにあるゴム状素材で素材そのものを入れ替えを打ち替え、素材を継ぐことを増し打ちといいます。。
打ち替え:900円〜1500円/㎡
増し打ち:500円〜1000円/㎡
塗料費用
全体の20%(ただし施工材料費含む)を占める塗料代。
これは塗料を塗る量×種類で決定します。
塗料の種類や耐用年数、単位価格などは次にまとめています。
・アクリル系塗料 耐用年数4~7年 1000円~2000円/㎡
特徴:美観保護に利用される一方、紫外線に弱く外壁塗装には用いられない傾向があります。
・ウレタン系塗料 耐用年数6~10年 1700円~2000円/㎡
特徴:防汚や耐水などに優れるが独特の光沢があります。
・シリコン系塗料 耐用年数8~15年 2300円〜3500円/㎡
特徴:防汚、耐水、防藻など機能性とコスパに優れ外壁塗装ではまず薦められる品。
・ラジカル系塗料 耐用年数8~15年 2200円〜4000円/㎡
特徴:チョーキングと呼ばれる外壁の劣化を抑える効果があり、シリコン同様の機能も持ちます。
・フッ素系塗料 耐用年数15~20年 3500円~4500円/㎡
特徴:主に屋根に効果的な雪を滑りやすくする効果と撥水性があります。
・光触媒塗料 耐用年数10~15年 5000円~5500円/㎡
特徴:紫外線を受けて汚れを分解する効果があります。
・セラミック塗料 耐用年数10~15年 5000円~5500円/㎡
特徴:合成樹脂にセラミックが混ぜ困れた一品です。
・遮熱系塗料 耐用年数15~20年 5000円~5500円/㎡
特徴:遮熱に優れた塗料です。
・ナノテク塗料 耐用年数10~15年 2300〜4500円/㎡程度
特徴:省エネに効果的ですが取り扱い業者は少ないです。
・ピュアアクリル塗料 耐用年数12~15年3500円~4500円/㎡程度
特徴:アクリルに近い光沢を発揮しますが耐用年数が長いです。
つくばみらい市は降雪、積雪日数よりも降雨の影響が強いため屋根には光触媒塗料、外壁はシリコン系やラジカル系がおすすめです。
その他、塗料にまつわるコストの話としては円安で値上げの影響を受ける、耐用年数は○年まで劣化しないではなく、○年まで効果を期待できるといった誤解があるため耐用年数が来ていなくても10年前後で塗装の見直しを考える必要があるといったことが挙がります。
知識集
塗料=合成樹脂+添加剤+顔料の組み合わせ。
合成樹脂の種類が塗料のネーミングを表しています。
合成樹脂:乾きの早さ、塗料の扱いやすさなどを決めます。
添加剤:塗料に付加機能を着けます。
顔料:色や艶に関係します。
その他の費用
その他現場管理費や廃材処理の費用がかかります。
現場管理費相場:3万~5万円
廃材処理費用:1万~3万円
塗装に費用をかけるメリット
・建物を長持ちさせる
・美しい家の見た目を提供
・塗装をまとめて行い費用削減
塗装をするメリットは建材を長持ちさせること、外観保護、費用削減です。
とくに、雨戸や雨どい、屋根塗装を単独で行うよりも外壁と合わせて行うことでコストダウンに。
外壁塗装も行うときの他塗装価格はこちらです。
屋根塗装:20万~30万円
雨どい補修:15万~20万円
ベランダ防水:10万~30万円
塗装に費用をかけるデメリット
・塗装の効果は耐用年数まではないかも
・10~15年ごとに100万円以上コスト
塗装のデメリットは塗装の効果は家によりまちまちなことと 定期的に費用がかかること。
とくに、耐用年数=◯年まで効果が期待できると言った意味なので塗装にかかる労力やコストが見合わないと感じる方もいらっしゃいます。
しかし、近年用いられる屋根材は塗装必須な代物で頻繁にリノベーションを前提としないように必要です。
塗装工事のコストダウンポイント
塗装工事にはヒトもモノもさまざまな費用がかかります。
また、円安や円高といった景気にも左右され少しの値上がりで20万円以上工費が異なるようになることも。
もともと家を保護するしっかりとした塗装は120万円相場ですから出費は痛手。
耐用年数は平均で約10年~15年ですから人生のターニングポイントごとに出費がかさみます。
ここでは、費用を押さえるポイントをご紹介します。
地域密着型業者が吉
工夫点その1は塗装業者の選択。
塗装業者には大手と地域の地元密着型が存在。
大手は大型キャンペーンなどが豊富で魅力的な反面、下請けが多く仲介料がかさむ傾向にあります。
一方、地域密着型は地域の特性を生かし、下請けが必要ないため仲介料が発生しにくい点が魅力です。
ただし、キャンペーンや割引は渋めではあります。
塗装の長持ち術
工夫点その2は塗装を長持ちさせることです。
塗装は頻度が多いほどコストがかかり、労力が膨大に。
塗装サイクルとしては10~15年ですが家を保護しつつもう少し期間を延ばしたいところです。
そのためには、塗装を長く持たせる工夫が肝心。
今回は業者側でのポイントと個人でのポイントに分けてみます。
塗装延命工夫ポイント【業者編】
・高圧洗浄、補修など作業が丁寧
・2液、油性の塗料を選ぶ
・耐用年数の長い塗料の選択
塗装延命工夫ポイント【個人編】
・風通りを考える
・汚れを洗い落とす
業者編では主に塗料そのものの性質から長持ちする工夫、個人編ではこまめな洗浄やカビを生えさせない環境作りで塗料を長持ちさせます。
知識集
塗料の乾きやすさについて水性、油性と表します。
塗料をのばす溶媒の違いで水性は水で、油性はシンナー溶媒を用います。
凹凸のない壁や湿気た時期は油性が塗装しやすい傾向です。
塗料の扱いやすさについて1液、2液と表します。
違いは硬化剤がどの時点で入っているか。
塗装を安定させる硬化剤は塗缶にすでに混ぜているものを1液。
塗装直前に混ぜ混むものを2液と言います。
2液は1液より比較的劣化しにくい特徴があります。
施工期間を考える・相見積もりを取る
工夫その3は相見積もりをとることと施工時期を閑散期に合わせることです。
全体の塗装費用を想定するために相見積もりは有用でモニター価格、値引き価格といった魅力的な言葉が悪質ではないか考えるきっかけになります。
例えば、2階建て30坪住宅にラジカル系塗料で屋根、壁合わせて塗装し90万円で済む場合、手抜き仕事を疑えるような形です。
また、施工時期に閑散期を狙うことでキャンペーンや割引を狙うことが出来ます。
5~6月や12~2月はとくに閑散期に当たるためキャンペーンなどのチャンスですが塗料の特性(気温5℃以下、湿度85%以上では塗料の効果が低い)で工期が安定しない場合があります。
まとめ
この記事では塗装にかかる費用のまとめを行いました。
また、工費を節約する工夫についても解説。
費用に関しては人件費30%、他にも材料費や廃材処理費用などがかかるのでした。
節約対策では次のポイントが重要です。
・耐用年数が長い2液、油性の塗料を選ぶ
・塗装前に汚れ洗浄や補修
・風通しをよくしてカビを生えさせない
・こまめな洗浄でカビやこけを生えさせない
・閑散期のキャンペーンを狙う
・地元密着型業者を選ぶ
・相見積もりで適正価格を知る
塗料そのものの特性を生かし耐久力を高めて長持ちさせることで1年あたりにかかるコストを減らせます。
他にも、塗装を傷つけないメンテナンスで耐久力を維持することも肝心です。
最後に、塗料費用について少しでも参考になれば幸いです。